ジェネリック医薬品

日本に存在する医薬品はほぼすべてが、製薬会社などに勤める薬剤師の手によって開発されるものたちです。 医薬品はそれぞれの治療効果を必要とする患者に対して病院や調剤薬局といった場所を仲介し後に手渡されることとなります。 ではこうした手段でもって消費されていく医薬品は、どういった医薬品納入先に納入されることとなるのでしょうか。 これはほとんどの場合「医薬品卸会社」ということになります。

医薬品納入先のメインとなる医薬品卸会社は倉庫などに医薬品を一度ストックし、適正な管理を続けつつ、 病院や薬局といった医薬品納入先の注文に合わせて配送を行っていくこととなります。この医薬品卸会社の主な納入先は調剤薬局であり、 出荷される医薬品のうち約50%が調剤薬局へと納入され、残りはドラッグストアや病院といったような施設へ納入されることとなります。

もちろん調剤薬局などで消費される医薬品のすべてが医薬品卸会社に納入されるというわけではなく、ごく一部は製薬会社自身が配送を行うというケースもあります。 この医薬品会社が直接医薬品尿乳先へ医薬品を納入するというタイプは「直販」と呼ばれますが、これは全体の中でも約3%程度のことであり、ほとんど行われていません。 調剤薬局などで使用される医薬品の納入先にこういった特徴がある反面、OTC医薬品と呼ばれるようなものの場合は、 ほとんどが製薬会社などからの直販で調剤薬局やドラッグストアといった店舗に運ばれることとなりますので、この流通経路の違いには注意が必要です。

こうした経路を持って医薬品が日本各地に流通していくという姿は古くから変わらないものでしたが、昨今ではそのあり方が大きく変容しつつあります。 なぜ昨今になって変容を始めたのかというと、これには「ジェネリック医薬品」の存在がかかわっているのです。

ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品は先発品と呼ばれるような医薬品のうち、特許が切れたものなどを中心として開発される低額医薬品ですが、 これはひとつの病気に対して使用する医薬品において、複数の選択肢が生まれるということになります。
患者がジェネリック医薬品を使うか先発品を使うかといったようなことは現状、それぞれの意思に任せられているため、 調剤薬局はこれまでよりもより大量の医薬品を管理しなくてはならなくなりました。そして大量に入ってきた医薬品の管理を担うのは、調剤薬局の薬剤師たちです。 なかでも管理薬剤師と呼ばれるような薬剤師は、 これまでと対応できる症状は変わらないにもかかわらず、 保有する薬品の種類は膨大となるというような環境におかれることとなったのです。